2019年は活動を制限するという話

仕事始めから1週間。
年末から1日も休まず飲み続け、新年会で会った友人のおよそ2倍の体重に差し迫った今日この頃。
ようやく体が仕事に慣れてきました。
今期の年末年始休暇は昨年忙しすぎた事もあり、少しゆっくりさせてもらいました。もちろんただ休んでいたわけではなく、昨年の反省も込めて2019年をどのように組み立てるか考えていました。
その中で出た結論として
「2019年は活動を制限する」
という事を決めました。
といっても事業縮小ではありません。むしろ攻めていこうという内容です。
心を取り戻す2019年
昨年は本当に様々なジャンルのお客様からご依頼を頂きました。
期待される事が純粋に嬉しく、少しでも多くのお客様に貢献したいと思い少々無理を続けていました。
しかし(ここには明記しませんが)様々なトラブルに見舞われました。突発的なトラブルに対処できる余裕を確保出来ておらず、ご迷惑をおかけしたお客様もいました。
「心」を「亡くす」とはまさにこの事かと深く反省し、今年は余裕をもって制作に取り組めるように環境を整えています。その中で本当に自分たちが最大限実力を発揮できて、お客様に貢献できるジャンルを特に強化していく事にしました。より深く、より貢献出来るように。
さてその強化するジャンルは下記の5ジャンルです。
【採用】【食】【お土産】【子ども】【フリーランス】
以下ひとつずつ解説していきます。
1.採用
昨年ご相談に訪れたお客様の中で採用に困っていない方はほんの一握りです。人材が確保出来ずに止むなく閉店を余儀なくされる事業者もおられる程事態は深刻です。
これだけ採用が困難になっているのには明確な理由があります。少子高齢化は当然の事、昔に比べて仕事を探すアプローチが変わってきている事も要因の一つです。今は仕事を探すのにまずは「検索」をします。試しに「地域+職種+求人」の組み合わせで検索してみてください。ヒットする1〜2位はほとんどがindeedではありませんか?つまりここで引っかからないとそもそも求職者との接点が得られないのです。そしてここで気になった会社を更に検索、自社サイトがチェックされるのです。
プレオデザインではこれまで複数社の採用のお手伝いをさせて頂きました。その殆どの企業様が「10ヶ月で30名採用」「新卒採用が昨対3倍」「採用ページ公開後すぐに3名雇用」などの実績をあげています。
これらの経験・ノウハウを元に、外部のプロフェッショナルも招いて採用に特化したチームを編成、採用にお困りの事業者様に貢献していきます。
2.食
飲食店をオープンして1年以内に閉店する確率は35%と言われています。人口減少による市場の縮小傾向や人材の確保が困難な現状で非常に厳しい状況に晒されています。
しかしそんな中でも好調な飲食店も存在します。それはひとえにブランディングが確立している所。味はもちろん店内外の清潔さ、スタッフの接客、ファンを大事にする、そういった顧客体験が心地いい所はどんどん人が集まります。逆に細かな所で気を抜いてしまう飲食店はそれが口コミといった形で可視化されてしまいどんどんお客様を減らしてしまうのです。
飲食店は私のルーツでもあります。10代の頃から私を育ててくれた飲食業界に少しでも恩返しが出来たらなと思います。
3.お土産
皆さん旅行に行ってお土産を買うときって悩みませんか?
これが「買いたい物がありすぎて」悩んでしまうなら良いのですが、いかにも「お土産」といった似たような商品が並んでいて、「贈る人が喜んでくれそうで」「自分も納得できて」「地域の特色が出ている」ものはほんの一握りではないでしょうか?
これには2つ理由があって、1つ目は「レール物」が主流であるという事。「レール物」とは大量生産してレッテルだけ張り替えた箱積みされるアレです。
もう1つの理由はコンサルにそそのかされてしまう事業者さんが多いという事。市場調査もろくにせず、強みや特色を磨き上げる事もせず、ポジションを切るわけでもなく、わざわざ「それっぽい」デザインで、わざわざ目立たない競合の多い所へ投入させられてしまうという不幸。
もうこんな事は繰り返してはいけません。
4.子ども
元々絵本作家になりたかった私はずっと子どもに関する仕事をやりたくて仕方ありませんでした(ちなみに今でも絵本作家は個人的に先々の目標です)。
色々なご縁があり、昨年から子どもに関するお仕事をいただく機会があり、ここにきてやはり将来を担う子どもたちの為の仕事がしたいという想いがこみ上げてきました。
何度も言いますが人口減少・少子高齢社会の中で、子どもの為の事業をされる方々にとっても大変な時代です。強みや特色を活かし、それらを正しく伝えなければ選んでもらえない時代なのです。折角の志を持った事業者さんが、正しく伝える術を知らないだけでその想いが潰えてしまう事の無いように応援していけたらと思います。
5.フリーランス
そして最後にフリーランスです。
来年2020年には人口の5分の1が何らかの形でフリーランサーになると言われています。昔に比べてフリーランスになれる外的な環境が整い、働く人の意識も時代と共に変わってきている中で必然の流れなのですが、その中で個人のブランディングを構築し生き残れる人はどの位いるでしょうか。
フリーランスとして活躍する為には「その人でなければいけない理由」が明確で、それを「正しく伝える」事が必要です。そういった個人のブランディングのお手伝いが出来ればと思っています。
ブランディングで社会を元気に
これら5つのジャンルを強化していきますが、ベースになるのはもちろん「ブランディング」です。
ただ採用サイトを作るだけ、パッケージのデザインを変えただけ、といった外側だけ弄る仕事ではなく、他社にない強みを磨き独自のポジションを確立し、それらを具現化、継続的にファンを増やしていける、そんな全体のお手伝いができる仕事を増やしていきたいと思っています。
2019年はこれら5つのジャンルに特化したサービスを一つずつ提供していきます。
お楽しみに!