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プレオ日誌

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パッケージの種類 -トムソン箱編-

こんにちは。古島です。
久しぶりのブログとなります!

昨年の今ごろ、パッケージの種類と特徴についてざっくりご紹介していました。
時間は空いてしまいましたが..続けて、もっと具体的にひとつの種類にしぼって、その特性などをご紹介していこうと思います!

たくさんのパッケージの種類の中でも、おそらく見かける数が圧倒的に多いと思われる、トムソン容器についてご紹介していきたいと思います。

「トムソン容器」というと聞きなれない言葉と思いますが、
画像を見れば、必ず誰もが手にしたことのある、また買ったことのあるパッケージだと思います。

ざっくりいうと、箱として組み立てられるように設計し、その図面を元に「型」を作り、その型で紙を打ち抜くことによって組み立て可能な箱になるもののことです。

「型を作る」ということは、自分たちのアイデアを盛り込んだオリジナルの形が出来る!=見た目の印象を大きく左右する「形状」というポイントで、他者との差別化がとれる。
ここがトムソン容器の面白いところ!だと思います。

もちろんメリット・デメリット、向き不向きがあるので、トムソン容器の魅力とともにそこを掘り下げて説明していきたいと思います。

特徴1 オリジナリティ。独自性のある柔軟な箱ができます。

貼り箱などでは出来ない、曲線・たとえば何か葉の形をしたラ有機的なラインなど、直線的ではないパッケージが出来ることが大きな特徴だと思います。
内容物を保護するなど、最低限の箱としての機能は保たないといけませんが、そこを押さえていれば、あとは作成側の意図するように設計をすることが可能です。

特徴2 保管スペースを比較的とらない

トムソン容器は、納品時に平積みできる形状(ノックダウンといいます)にできることも大きなメリット。
すでに箱の形になっている貼り箱などは、容量がかさばるため、一定数の量のパッケージを置くためには保管スペースを必要とします。
特に百貨店のお菓子屋さんなど、商品が出るスペースは早く、スペースが多く確保できない場合が多くあります。
そんな時は、省スペースでよく、また組み立てやすく設計されたトムソン容器がとても向いていると思います。

特徴3 初期費用はかかるが、持ち型応用が可能

多くのトムソン容器は、紙に印刷をした後、型で打ち抜き、箱となるわけですが、基本的には印刷とは全く別工程になるため、
例えば、同じ型を使用するけど、印刷面や紙を変え、別のパッケージに見せるということが可能です。
味違い・季節ごとや限定パッケージに多く使われているやり方です。
中には、同じシルエットなのに、デザイン(印刷)を変えて全く別物に見せる!という少しトリッキーなことをされるお客様も..!
せっかく作ったオリジナル型、たくさんの魅せ方で売り出したいですよね。

初期費用・木型代はお高いんでしょう?

型代は、一般的には、刃の長さや形状、線の複雑さによって型の価格は変わります。
刃の長さ=その箱を作るために必要な図面の線の長さ、と考えてもらうとよいかと思います。その箱の展開図や大きさによって変わりますので、箱が大きければ大きいほど、木型代は高くなります。
相場は業者により異なりますが、一般的なもので20,000〜40,000円ほどでしょうか。(あくまで目安です)
またそれとは別途設計代などがかかってきたりします。

結局どんな商品にトムソン容器は向いている?

以前も書きましたが、
初期費用がかかっても、一度木型を起こせば、数年は同じ木型を繰り返し使用できるため、長期生産・数量の多いもの程コストメリットがあります。
型はある一定期間工場などで保管されるので、最初の数量がなくなれば再注文し、あとはかかるのは打ち抜き代ということになります。
数量が多くなればなるほど、単価が落ちやすいことも大量生産向きであるトムソン容器の特徴です。
また、打ち抜きができる紙厚はおよそ決まっていて、分厚いものほど難しくなります。
よって酒瓶など重量のあるパッケージは、それに耐えうる強度・紙厚が必要なため、トムソン容器は少し不向きとなります。

今回トムソン容器についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
ちなみに紙だけでなく、同じように透明ペットなど紙以外も打ち抜くこともできます!
また色々なパッケージについてご紹介していければと思います。

以前のブログはこちらです。

https://preodesign.com/blog_post/study-of-package-02/
それではまた!

古島 由美子

この記事を書いた仲間

古島 由美子 グラフィックデザイナー

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